代謝物受託製造の株式会社TOPUバイオ研究所

医薬品・食品由来成分の代謝物の受託製造、代謝スクリーニング試験、代謝物標準品の提供を行っています。

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研究用試薬カタログ

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2.硫酸転移酵素(SULT)発現酵母由来サイトゾル画分

2.硫酸転移酵素(SULT)発現酵母由来サイトゾル画分

一般市販品では入手しづらい硫酸転移酵素(sulfotransferase, SULT)単独発現系の酵素画分(計10分子種)を調製しました。SULT代謝研究などにご活用ください。
商品コード SULT分子種(商品名) 動物種 容量
H-S101  Human SULT 1A1 ヒト     1mg
H-S102  Human SULT 1A3 ヒト 1mg
H-S103  Human SULT 1B1 ヒト 1mg
H-S104  Human SULT 1C4 ヒト 1mg
H-S105  Human SULT 1E1 ヒト 1mg
H-S106  Human SULT 2A1 ヒト 1mg
R-S101  Rat SULT 1A1 ラット 1mg
R-S102  Rat SULT 1B1 ラット 1mg
R-S103  Rat SULT 1C1 ラット 1mg
R-S104  Rat SULT 1E1 ラット 1mg

※納期及び価格等についてはこちらのフォームからお問い合わせください
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硫酸転移酵素(sulfotransferase, SULT)とは
硫酸転移酵素(sulfotransferase, SULT)とは、グルクロン酸転移酵素(UGT)とともに代表的な薬物代謝酵素です。医薬品のほか、生体内生理活性物質やポリフェノールなどの機能性食品成分の代謝に関与しています。
一般的に、SULTやUGTにより生じた代謝物である硫酸抱合体やグルクロン酸抱合体は、不活化化合物として体外へ排泄されやすくなります。しかし近年、硫酸抱合体の生理活性や輸送形態としての機能に注目が集まっており、特に機能性食品分野での研究報告が増えています。

TOPUバイオ研究所では、一般市販品では入手しづらい「硫酸転移酵素(SULT)発現酵母由来サイトゾル画分」を調整。主要なヒトSULT 6分子種、ラットSULT 4分子種の計10分子種をラインナップしました。代謝に関わる分子種の推定や代謝解析等にご利用いただけます。

代謝試験例

硫酸転移酵素(SULT)発現酵母由来サイトゾル画分を用いたレスベラトロール代謝試験
レスベラトロールは、ブドウの果皮やワインなどに多く含まれるスチルベン属のポリフェノールで、抗酸化作用や抗がん作用、抗肥満作用などが報告されています。レスベラトロールを含む多くのポリフェノールは体内でグルクロン酸抱合体や硫酸抱合体に代謝されます。一般的に、ポリフェノール代謝物の活性は低減もしくは消失する場合が多いのですが、近年はレスベラトロール代謝物の機能性に関する報告も相次いでいます。例えば、生体内のレスベラトロールは安定性の高い硫酸抱合体として循環し、炎症部位やがん細胞で脱抱合されることで活性の高いレスベラトロールを供給する「輸送形態」として機能していると考えられます(参考文献1,2)。このように、ポリフェノールの作用機序解明には代謝様式の解明と生体内で生じる代謝物の評価が重要です。

当社の硫酸転移酵素(SULT)発現酵母由来サイトゾルを用いて、レスベラトロールの代謝スクリーニングを実施しました。ヒトSULTでは、2A1以外の酵素分子種で高い代謝活性を確認しました。3位もしくは4’位硫酸抱合体の生成は、ヒト血液もしくは尿サンプルを用いた代謝物分析の報告と一致しました(参考文献3-5)。またヒトSULT 1E1の位置選択性は他の分子種と異なり、4’位硫酸抱合体の生成にSULT 1E1が寄与している可能性が示されました(参考文献6)。
 
図A.SULT 1A1および1E1におけるレスベラトロール代謝プロファイル
 
レスベラトール代謝プロファイル


図B.SULT10分子種におけるレスベラトロール代謝比較

レスベラトール代謝比較

*: Not detected by HPLC-UV

(参考文献)
1. Hoshino et al., J Med Chem. 53:5033-5043. (2010)
2. Patel et al. Sci Transl Med. 5(205):205ra133. (2013)
3. Boocock et al., J. Chromatogr. B Analyt. Technol. Biomed. Life Sci. 848:182–187. (2007)
4. Walle et al. Drug Metab. Dispos. 32:1377–1382. (2004)
5. Yu et al. Pharm. Res. ;19:1907–1914. (2002)
6. Nishikawa et al., Appl Microbiol Biotechnol. 102:723-732. (2018)
 

その他参考情報

当社代表取締役 西川美宇による硫酸転移酵素(sulfotransferase,SULT)に関する論文では、出芽酵母にSULTを発現させ、代謝物を効率的かつ安価に生産するシステムを構築し、6分子種のヒトSULT(1A1, 1A3, 1B1, 1C4, 1E1, 2A1)による代謝物生産性を検証しています。
 
Miyu Nishikawa, Yuuka Masuyama, Motomichi Nunome, Kaori Yasuda, Toshiyuki Sakaki, Shinichi Ikushiro(2017)
Whole-cell-dependent biosynthesis of sulfo-conjugate using human sulfotransferase expressing budding yeast. Applied Microbiology and Biotechnology; Volume102, Issue2, pp723-732
https://link.springer.com/article/10.1007/s00253-017-8621-x

 

TOPUバイオ研究所は、代謝研究を通じて創薬や機能性食品の開発を支援しています。

 

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